友人の結婚式
2008年11月8日(土) 今日は中学からの大事な友人の結婚式だ。かれこれもう何十年も長い付き合いで、いわゆる悪友である。かれこれ彼女の今までの素行をたぶん一番よーく知っている。そんな悪友の私に受付&スピーチを頼んだ。ほんまチャレンジャーである。(しかし、スピーチの内容の制約は多いが。。。)彼女はここらへんでは、良いとこのお嬢さん。家は由緒正しきという感じで、大阪市内の住宅地に、平屋建てで大きな庭と池と離れの屋敷もありでかい。離れに彼女の部屋があり、もう一人の悪友おKとよく遊びに行って、馬鹿な遊びをよくしたものである。両方田舎出でろくに学校にも行ってない両親の元に産まれた私は、まったく躾もちゃんとなっておらずいわゆる動物的な感じであるが、良家から嫁がれてきた友人の母親は、そんな躾もなってない大工の娘である私にすごく優しく接してくれた。そして、それは今も続き、私の母親が認知症で困った時も、すごくいろいろと動いてくれ、非常に助けられました。そしてその友人も普段は悪友だが、私が失恋した時は、いつもすごく慰めてくれた。本当にこの母娘に足を向けて寝れない状態。友人とその母親にいろいろお世話になったのである。その友人がとうとう結婚する。もう同年齢の友達の披露宴はもうこれで最後であろう。
なので、最後の披露宴参加になると思い、ばっちりセットしてもらおうと、朝7時から行きつけの美容院を予約した。家から徒歩10分くらいで今は誰も住んでいない実家のすぐ近くにある。
朝5時半に起きて、家のお風呂に入り、濡れたままの方が、カットやセットもしやすいだろうし、店の中は温かいだろうと薄着で、急に寒くなった日に、美容院に行った。到着は7時5分前であったが、店は閉まっていた。そして、髪が濡れた状態で、寒空の中、必死に待っても来ない!!!電話しても、閉まっているシャッターの中から鈍い音で電話音が聞こえるのみであった。。。30分たっても来ない。。。この日のために、顔の産毛や眉毛や前髪は伸ばし放題の状態なので、このままでは、披露宴で受付&スピーチするのに、めちゃ恥ずかしい!でも、どうしよう???顔と眉毛はいつも、行きつけの美容院かもしくは連れ合い(夫)の実家で義母に剃ってもらっているのだ。連れ合いの実家に今から行こうと思っても、今からでは時間的に間に合わない。もうこのまま待っても、本来の営業開始時間の朝9時からしか開かないだろう、受付なので、9:15に家を出ないと間に合わない。なので、最悪連れ合い(夫)の協力を得て、自力で眉毛と顔を剃らないといけないなって、もうがっくりしながら、その美容院を後にした。
落ち込みながら家に帰る途中、ふと理容院の顔そりの看板をふと目にして、中を覗き込むと、理容師の方が、店内でコーヒーを飲みながらテレビを見ておりました。そのまま通り過ぎてしまったが、顔と眉毛やってもらえるかもしれないと、産まれて初めて「理容院」というところに恐る恐る足を踏み入れた。事情を説明すると快く引き受けていただき、顔そりと男性しか知らないからという条件で、前髪も揃えて頂いた。髪の毛はセットできなかったが、そのままストレートのままでいいし、なんとか披露宴で大丈夫。めちゃ安堵した。。。
よく考えれば、男の人に髪を切ってもらうのは初めてであった。顔そりしている間、世間話をしていた。今日結婚する友達の苗字を伝えると、それは良いとこの方とお知り合いですなって言われました。そして、私の今の苗字ではわからなかったが、旧姓をいうと、ずばり実家を当てられて、そして私が長女だという事も知っていた。ここの娘さんと私の妹が中学・高校の同級生だったので、知っていたのであった。「お母さん最近見かけないけど。」私の母親がよく孫を連れて(私の子供達だが。)歩いているのをよく見ていたそうだ。母が認知症で去年の12月にグループホームに入ったことを伝えると、すごく驚かれたが、「店の前を通ったら、またすぐ店の前を戻ってきて、そしてまた通ったり、しょっちゅう、行き来していたから、忙しい方やなって思っていたが、今思えば、そういうことだったのか」と。去年の今頃、しょっちゅう行ったり来たりしていた母親の姿を思い浮かんだ。
8時半に理容院を後にして、ホテル行きのバスに同じ受付担当の悪友おKも居て、時間通りにホテルに到着。受付は初めての担当であった。私はスピーチ担当で、披露宴に出席した友達の約8割のスピーチをした。人を笑わせるのが大好きで、そういうことでは緊張しないので、ぜんぜん平気だったが、受付は丁寧語で接しないといけないので、これは苦手であった。。。銀行に勤務しているおKは平然とやってのけていたので、おKの仕事振りを間近に感じた。
受付していたのでもらった受付の花
受付がほとんど終了したところに、今回の主役の友人が白無垢で登場。会うやいなや「綺麗やろ!」と一言言い放った。確かにもう〇〇才で腐りかけの年齢であったが、人生で一番綺麗だと思った。
披露宴では、新郎は緊張しっぱなしであったが、友人は余裕余裕で、この綺麗な私を見ろ!って感じで、初めての披露宴でないみたいであった。
そして、料理は私は美味しい方とリクエストしてフランス料理。おKは和洋折衷料理。今は選べるのであった。そして、おKとお酒をじゃんじゃん飲みまくりました!他はそれほど飲んでいなかった。テーブル席は高校の同級生がいて、久々にお会いして、変わってなかった。
そして、スピーチ!いつもは話をしたらバツという制約が無かったので、自由に話が出来たのだが、今回はいろいろ制約があり、お得意の下ネタも話できず、いつものようなドカン!と受けるような話は出来なかったが、なんとかギリギリの線で話ができて、まずまずの受けであった。関西人はやはりスピーチは笑いをとらないとねえ。。。披露宴終了後、初対面の友人の大学時代のお友達などから「すごくおもしろかった」「めちゃウケタ」と数人に言われて、今回もスピーチが成功したと安堵。もうこれでスピーチは最後やナ。。。悲しい。
披露宴終了後、いろいろ花嫁と写真をバシバシ撮って、終了した。スピーチでは決してそれを言わなかったが、Tばあ!ほんまに幸せなってや!
帰り、シビラの担当さんが帰りにお店に寄ってくれといわれたので、酔っ払ったままシビラのショップへ。新作がたくさん入っていて、またついついワンピースとこの冬のイチオシデザインのスカートを購入しちゃいました。また懐がさびしいじょうたいになりました。。。(泣)
2008年11月17日 miekotaro | 個別ページ