Casa de Sybilla シビラ大好きファンサイト:

ホーム > 外食・イベント > 母親失格

母親失格

12月5日(日) とうとう今日は息子の小学校の校内マラソン。私が小学生の時にもあった伝統のある大会。私は最高で3位であった。3年生から3年連続2位の息子に、最後の大会(6年生なので。)だし、今年こそ優勝を強く望み、それを息子に長年言い続けた。自分ができなかったことを息子で叶えたい。息子なら大丈夫なはず。銅メダル1個と、銀メダル3個。もう他のメダルはいらない。金メダルのみ目指すべきだと。

昨夜、展示会から帰宅すると、息子が体操教室から帰っていて、左付け根を痛めていた。跳び箱の練習の時に、足をひねったらしい。こんな大事な時に、足を痛めるなんて。ずっと足を冷やし、冷やして、明日の快復をひたすら願った。明日には治ると。

そして、1年生男子からマラソン大会が始まり、次は1年女子と、そうして、とうとう息子の6年生男子。一番で帰ってくると思ったら、5着。最後の300mくらいから息子が見えたが、いつも後半伸びる息子がまったく伸びないまま失速し、抜かされまくっての5着であった。完全に足の故障だった。ゴール後、息子は何も言わず、ただ、足を痛がってうずくまるのみ。私はよくやったと息子の足首に濡らしたタオルで冷やした。優勝した男子の母親と3位に入った母親がすぐ近くで大喜びしていた。息子が故障さえしてなかったら、こんな結果ではなかったのに。。。その姿を悔しい気持ちで見てしまうイヤな私であった。

息子は何も言葉を発せず、顔もこちらを向けず、伏せるばかり。次は駅伝があり、息子はアンカーであった。でも、この足の状態では、無理である。代わって走ってくれる男子を見つけ、それを告げると、息子はやっと言葉を発し、「自分が走る」としか言わない。周りもたくさんの人が止めに入ったが、それでも走ると言い張る息子。結局無理せず、走るということで、駅伝に出場した。今度はもっと遅いタイムであった。でも、なんとか順位を下げることなくゴールしたので、安堵した。

それから表彰式。息子はずっと下を向いたままであった。

思えばこの6年間。この校内マラソンにかけていた。1年生の時、長く走るのはイヤだと言い張る息子を練習させたが、走るコースを練習させても、途中でお腹が痛くなり、最後まで走り切ったことがなかった。ところが、大会では最後まで走り切り、5着に入ったのである。「やっぱり私の息子!」って大喜びし、息子ならいけると2年生は3位で銅メダルをもらい、それから3年生、4年生、5年生は3年連続2位の銀メダル。でも今年こそはと練習に一段と励んだが、5着であった。こんな状態でも5着の上位に入るなんて、すごいことだ。それをちゃんと息子に言わないといけない。

家に帰る道中は、下を向いたまま、足が痛いのもありとぽとぽと帰った。足を引きずっているので、自転車に乗るように何度も言っても、下を向いてとぽとぽと歩くのみで、返事もしない。いつもなら友達とふざけながら帰るのに、友達をまったく無視である。

そうして、家に帰ると、まっすぐ自分の部屋に閉じこもってしまった。それからすぐにクラブから娘が帰ってきて、昼ごはんは?って話になり、私は家で作る気にもならないし、息子が行きたい所へ外食にしようと決めた。それを言いに、息子の部屋に入ると息子はふとんの中にうずくまっていた。「お昼外で食べようと思うけど、今日頑張ったからどこに食べに行きたいか決めて」「・・・・・・・・・。」息子は無言だった。そうして、もう一度聞くと、「もう何も食べたくない。」完全に涙声であった。

息子のふとんを力づくで引っ張ると、息子が号泣していた。ものすごく泣いていた。家に帰るまで泣くのを必死でガマンしていたのであった。

「マラソン大会絶対1位になりたかった。絶対に1位になりたかった。昨日体操教室になんか行かなければよかった。体操のせいだ。もう、体操教室なんて辞める。体操で1位とったけど、そんなのいらない。勉強で1番になんかいらない。もうゲームもレゴも何もいらない。カンクンの旅行にも行かない。ご飯なんていらない。何も食べたくない。マラソンの1位だけ、それだけが欲しかった。」

大泣きしながら、ひっくひっく言いながら、聞き取れにくかったが、その言葉を何度も何度も繰り返した。

その息子を抱きしめながら、息子になんてことをしてしまったんだろうと、私は母親失格だ。今までも母親失格だなって思うことは数あるけど、こんなに痛切に感じたことはなかった。本当に私は母親失格。自分が達成できなかったことを息子に追わせて、そうしてこんなにまで息子を追いつめていたなんて。

娘がどこに食べに行くの?って聞きに来た。娘は息子が泣いているのを。あれっ!って感じでおちょけて入ってきたので、無理やり部屋から追い出した。

息子よ。このまま泣きたいだけ泣いて。そして、ごめんなさい。私は本当に悪い母親だ。こんなにもプレッシャーを与えて、あなたを追い詰めた。あなたが悪いんじゃない。すべて私が悪い。こんな悪い母親でごめんね。ひたすら謝るしかなかった。

その日着ていたシビラのワンピースです。長袖タートルネック深緑にコーディネートを追加しました。

20101205_1.JPG
20101205_2.JPG

2011年2月 9日 miekotaro | | コメント(0)

コメントする

(初めてコメントする場合、承認されるまではコメントが表示されない場合があります。)


新着情報

カテゴリ

アーカイブ