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担当医への手紙

12月4日(金) 今日はお母さんの通院日。午前中で慌てて仕事を終えて、お母さんが入居するグループホームに迎えに行く。途中他に寄る用事があったので、遅刻気味に迎えに行ったので、慌てていた。迎えに行くと、所長さんが担当医に渡して欲しいと手紙を渡された。手紙は封が〆られておらず、私も別に読んで良いということであった。そして、ゴキゲンなお母さんを車に乗せて、病院に向かった。

私は、手紙の内容が気になって、運転しながら、その手紙を読んでしまった。すごくショッキングな内容であった。ようは、今処方している薬が合ってないかもしれないということが言いたかったのだが、お母さんのグループホームでの態度が書かれていた。あまり外に出たがらなくなり、表情が乏しく、お漏らしが多くなり、ここ最近は、入居者の方に暴言を吐き、またスタッフにはそれ以上に暴言と暴力をふるっているという内容であった。

私にはまったく知らなかった内容であった。ものすごく衝撃を受け、体がプルプル震えてきて、運転中であるが、グループホームの所長さんに連絡した。どうしてその事を知らせなかったのか。グループホームの方針でご親族の方に心配をかける内容は出来るだけ避け、グループホームで対応するので、敢えて知らせなかった。しかし、担当医はその状況を知らず、診察をしているので、敢えて知ってもらいたいということであった。グループホームの方は、担当医に不信感を覚え、このような行動を起こしていたのであった。

そして、私は、母をグループホームに預けてしまったという負い目から逃れたいためか、電話上で感情的になってしまった。何でこんな大事なことを言ってくれなかったの?いつも会いに行ったら、ニコニコしているばかり母親の姿であった。うまく行っているとばかり思っていたというか、思い込もうとしていたのだ。安心していたのに。この方が母親にとって良かったんだと思い込もうとしていたのに、やっぱり違ったんだ。グループホームに入ってから著しく老けていく母親を見て見ぬふりをしていた私が、悪かったのだ。

結局、担当医には、ほとんど何も言えなかった。ちらっと今頂いている薬が合わないかなって言ったくらいで、手紙を見せなかった。3年半通院したが、日常生活はどうか?と聞かれるだけで、悪くなったと言っても何も処方する方法はなし。言っても無理なのである。認知症は治らない病気なのである。

そして、グループホームに帰って、所長さんと今度はお互い落ち着いて話をした。そして、安心した。認知症では、誰でもこのような症状になるという。感情的になるのは、まだ自分で何かがおかしいと思っている証拠。お母さんの感情が残っているのだ。所長さんは、驚かせてしまった事を詫び、担当医と全く連携が取れてないことに不信感を示していただけであったのだ。私も感情的になった事をすごくお詫びしました。私の今の環境では、自分が引き取って面倒を見るなんて無理。グループホームに預けるのが一番である。今はどこも満床で預けれる所がないのに、本当にラッキーな事である。それに私が面倒みたら、毎日怒り狂っている事であろう。親と子の肉親での介護は感情的になって絶対無理と思う。2年前に無理とあれほどわかったはずである。

仕方が無い。この現状がベストなのだ。私が頻繁に会うように心掛けたい。

いつも私の母親に優しくしてくれるグループホームのスタッフさんが、私に、「所長さんがあんなに感情的に電話口でしゃべっていたのを聞いて驚きましたよ。娘さんに電話している感じでしたよ。」と。

その日着ていたシビラのワンピースです。インクジェットグラデーションワンピース長袖タートルネックパープルにコーディネートを追加しました。

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2010年1月14日 miekotaro |


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