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よござんす さしあげましょう

3月3日(月) 娘は今日から学年末テストに突入。5日間ある。成績最下位を驀進中の娘には、とっても重要な試験である。明日は現国だ。娘が現国の教科書から漢字を出してほしいと頼んできた。見ると試験の範囲は、夏目漱石の「こころ」だった。
 
「こころ」は私にはすごく思い出深い作品だ。私が高校生の時、宿題で「こころ」の感想文を書かされた。私は「こころ」に出てくる親友Kが大嫌いだった。下宿先のお嬢さんを好きなことを、主人公の「私」に話し、そのお嬢さんが親友の「私」と結婚するということで、自殺した。そして、結局親友を裏切ったと思い続ける「私」も自殺するという話。その感想文で、「K」の悪口を書きまくった。すると現国教師のTちゃんに呼び出され、説教されたのだ。
 
だって元々はお嬢さんは「私」の事を好きだったし、相思相愛なのに、振られた、友達に裏切られた、これからの人生に悲観して、自殺という卑怯な手に出た「K」は最悪だと思った。親友ならば自分は振られても祝福すべきだし、自分が自殺した後のことも考えなかったのだろうか!?そんなことをしたら、「私」とお嬢さんはハッピーになれるはずが無い。壮大な復讐劇と私には思えたのに、それを書いたら、何で怒られるの!?
 
まあ、そんなことを書くから、大学受験時一番成績が悪かったのは、「現国」だった。現国だけはいつも低い点数しか取れなかった。やっぱり私の考え方っておかしいのかな?
 
それと、もうひとつ、印象深いのは、お嬢さんのお母さん(=奥さん)に、Kに抜け駆けみたいな感じで、お嬢さんと結婚したいと奥さんに申し出た時、「よござんす さしあげましょう」というセリフ。私にはすごくカッコ良いセリフに感じたのだ。
 
そしていつか娘に求婚する男子がいたら、いつか「よござんす さしあげましょう」って言いたいのがひそかな夢なのだ。
 
そんなことを思い出しながら娘に漢字の問題を出していきました。
 
その日着ていたシビラのワンピースです。緑系ボーダーステッチ刺繍ワンピース青紫ぴらぴら絞りマフラー付きタートルセーターリブっぽいパープル系ショート羽織にコーディネートを追加しました。
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2014年12月22日 miekotaro |


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