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トイレの出来事

8月14日(日) お兄ちゃん家族が遊びに来るので、せっせと片付けや掃除をする。妹夫婦も手伝ってくれたので、大いに助かる。昼過ぎにお兄ちゃん家族が来たので、子供たちをN公園まで遊びに連れて行ってもらい、その間にご飯の用意と、お母さんの迎えに連れ合い(夫)を送り出す。お母さんがやってきたが、2階のリビングまで連れて行くのが大変であった。そしてしばらくすると、お兄ちゃんたちが帰ってきた。お兄ちゃんの甥っ子のTくん(小6)と息子がキャッチボールをして遊んだが、義姉さんが息子が野球を始めてまだ4ヶ月なのに、上手になっていると驚かれていた。それを聞いて嬉しくなった。

そんな中、お母さんがお腹がいたいとトイレに行きたいとせがむ。グループホームより、今日はトイレに行っていないと報告を受けていた。体や脳が言うことが聞かない母親をトイレに連れて行くのはすごく大変で、上手く座らせることが出来ず、連れ合いは男なので手伝ってもらうことは出来ず、義姉さんにも実母じゃないから頼めないし、妹は絶対ムリだし、頭がパニックになりながら何とかしようと必死になっていた。すると、お母さんに「アンタ恐い!」と罵られ、そして罵られ続けた。結局お漏らししてしまい、トイレや廊下は、そしてお母さんの服は散々になってしまった。

濡れたタオルでお母さんの体を拭き、お母さんの衣服を脱がせ、着替えさせるのに、どれだけ時間がかかったことか。お母さんはずっと私に「アンタ恐い」「アンタ恐い」と言って、まったく言うことを聞いてくれないからである。そして、何とか着替えさせて部屋に戻らせ、私は1人、廊下とトイレの汚物の処理と掃除し、汚れた服を洗うことを坦々とした。やりながら悲しくなった。誰が悪いわけではない。認知症というのは、ここまで人を変えるのかと思うと、すごく恐くなってきた。私は認知症になる前に死にたい。家族には迷惑をかけたくないから。母親が認知症になってから、いつもそのことを思う。母親は金を残してくれたので、グループホームに入ることができた。グループホームの職員さんは、身内でもないのに、仕事だからとこういうことを日常でやっている。本当に頭が下がる。有難いことだ。その人たちのおかげで、自分は自由に生きていける。浪費癖のある私は、とても子ども達に金を残すことは出来ない。自分が認知症になったら、子供たちに金銭的、精神的、体力的に苦労をかけてしまう。だからその前に死にたいと切に思う。

それから食事の用意をした。今日は揚げ物三昧。義姉さんが全部揚げてくれて助かった。妹ももちろん料理を作ってくれた。前回は回転寿司のお寿司をお持ち帰りした分を出したが、けっこう残したのに、今日は安い食材の手作りなのに、子どもたちはバクバク食べてくれたのが、少し心が救われた。母親はけっこう長い間、私は恐い人と罵りまくっていた。仕方が無い。仕方が無い。どうしようもないんだから。子どもたちが、喜んでお替りをもっていく。この子たちには迷惑を掛けたくない。本当にそう思う。

子どもたちは、予想以上の食べっぷりを発揮し、その後は、6人でWiiで遊びだす。いつまでもこんな風にいとこ達6人が遊んでくれたら良いな。後半はお母さんも私への感情も消えて、ずっと同じ事を繰り返し繰り返し話をしていた。

シビラのエコバッグです。

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2011年12月21日 miekotaro |


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