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いつもと違う帰りの電車

8月30日(月) 今日も暑い日だった。ずっとひたすら猛暑が続く、。今日は早く仕事から帰ったので、いつも乗らない時間帯に電車に乗った。途中で作業着を来た年配の男性が私の隣に座った。たぶん肉体労働をしていたんだろう。汗をかいてたし、皮膚がうっすらと汚れていたし、すごく日焼けをしていた。そういう人が隣に座られたら、嫌がるのだろうが、まったくそういう気持ちにはならず、なんだか懐かしい気持ちになっていた。なんでだろう?

横目でその男性をちらちらみて、すぐにわかった。その男性は私の父に似ていたのだ。目が、おでこが、背丈が、そして耳がすごく似ていた。父が生きていたら、こんな風に老けたんだろう。なんともいえない不可思議な感覚。そして、なぜか胸がドキドキした。

それからちょっと落ち着いてから、

「お父さん、お母さんが認知症になって、お父さんが死んだことも全然忘れているよ。お母さんをなんとか助けて。」

って、ずっと念じてしまいました。。。

その男性がゆっくりと電車を降りた。各駅停車のたった3駅での出来事。長いような短いようなひと時。お父さんにガンだと告知しなくてよかったのか。他にもっと治療方法があったのではないか。病院で死なせずに家に帰らせればよかった。私の頭で反芻する。でも、穏やかななんだか優しい不可思議な感覚はずっと残ったままでした。

その日着ていたシビラの服です。定番豪華鈎針刺繍黒カーディガンにコーディネートを追加しました。 20100830_1.JPG 20100830_2.JPG

2010年11月 9日 miekotaro |


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