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娘のルール違反

4月15日(木) よく夜中遅くまで起きており、夜中の2時半ごろ寝ようと上に上がったら娘の部屋が電気がついていた。そこで、見やると娘のルール違反が判明した。歯を磨かずに歯科矯正用のヘッドギアもせず寝ていたこと。そして、ベッドにマンガの本を発見した。怒り狂う所だったが、そのまま寝た。そして朝は、忙しいので、帰宅してから話をするということで、無理矢理落ち着いた。

そして夜。連れ合い(夫)を交えて、娘のルール違反について、話をした。マンガの本は、本棚に置いてあったので、読んでしまったとのこと。マンガ本は全部回収済みであったのだが、本棚に置いてあったんだから仕方ないという返答であった。なんという言い訳!もちろん親が出した回答は、ルール違反をしたのだから、『塾は辞めてもらう』。当然のことである。そして、今までいつも、それでもイヤだって言い張る頑固な娘だったが、うつむいて、小さく『はい。』と言うのみであった。

とうとう観念したのか。。。何も言い返せないことをやったんだから、言い返せるはずが無いんだけど、おとなしく下を向いて頷くだけの娘に、やっぱり塾を辞めたくないと言って欲しかった。矛盾した行動をしているけど。連れ合いもそんな感じだったが、怒って部屋にこもってしまった。

娘があまりにもあきらめた様子だったので、ちょうど時計が21時15分で、まだ塾がやっている時間。娘に辞めるんだったら、即辞めると行って来いと、娘を塾に行かせた。塾に行けば、先生が娘といろいろ話をしてくれて、親の説得の相談が出来るかもしれない。そういう考えだった。

娘が行って5分も経たないうちに、電話が鳴った。塾からだ。まだ気持ちの整理をつけてない私は、電話に出なかった。またかかって来るだろう。そうして、21時45分ごろ再度電話が鳴った。すると、娘のお友達のEちゃんからであった。えっ!?前の電話はEちゃんからで、塾からではなかった。

そして、22時を過ぎたが、娘は帰ってこない。息子が22時過ぎたら塾が終わるよって言い。どうなっているのかだんだん不安になった。そして、22時10分に塾に電話すると、娘は来ていないと言う。っということは、娘は『家出』をしたのであった。

慌てて部屋にこもっている連れ合いに言いに言ったが、私があんな時間に塾に辞めることを言いに行かせたのが間違いだったと逆に責められ、ほっておけと言う。そんなん13歳の娘である。こんな夜に、危険である。

外に出て、いつも娘が叱られたらよく隠れる家の周りや、3軒となりの旧我が家に行ってみたが、いない。近所の公園や町会の地域を回ったがいない。以前隠れていた私の実家かもしれない。慌てて向かおうとしたら、息子もついて来るという。実家の途中に塾があるので、塾に入ることができずその周辺にいるかもしれないので、向かってみた。

本当なら自転車で行けばよかったのだが、気が動転していて、そのまま小走りで向かっていた。4分後塾の周りを見たがいない。そして6分後実家に到着。家は真っ暗だった。でもいるかもしれない。しかし、私の精神状態では、実家の鍵を当然忘れていた。息子がガレージの奥におばあちゃんが鍵を置いていたと言うので、ガレージのシャッターを開けようとすると、主がいなくなって2年半近い家のシャッターは異常なほどの音を発し、近所でざわざわという声が聞こえたように感じた。こんなに音がひど過ぎて開けれない。何度も中の様子を伺ったが、娘がいる気配が無かった。シャッターを半開きにしたまま、ダッシュで息子と1km走って家に戻った。

連れ合いは相変わらず、ほっておけと布団で転がったままだった。まったく探す気が無い様子。でも、私は自転車で周辺を必死に探した。娘の服装は何?娘の服装が思い出せない。確かピンクのパーカーに、半ズボンだったっけ?ちゃんと娘を見ていない自分に気付く。でも、絶対ピンクのパーカーを着ていたはず。夜の大阪は、肌寒かった。こんなに寒いのに、パーカーとたぶん半ズボンだけでは、寒すぎて大変なはず。なのでぜったい見つけなくては!すると、遠くの角でピンクのパーカーを着た娘の姿を見た。やっといた!やっと見つけた!必死で自転車をこぐが、角を曲がると、また向こうの角を曲がる姿が。そして必死に自転車でその角を曲がってやっと見つけたと思ったが、娘の姿はまったくなかった。おじいちゃんが散歩している姿があった。あれ?でも、ぜったい娘がいた。そしてそこを重点に探したが、見つからなかった。私は娘の幻を見てしまったのか。

私のポケットには、娘が帰ったら電話してと、携帯電話を持っていたが、電話はまったく鳴らず。近くには警察署がある。23時まで探して見つからなかったら、警察に届けてみようと思い、それまで必死に探した。そして、とうとう23時を過ぎた。連れ合いに電話する。やっぱり娘は帰っていない。そこで、警察に届けたほうが良いかと相談すると。中学生の家ではしょっちゅうあるので、ちゃんと探してくれるはずがないんだから届け出てどうする。やっても仕方ない。出すんやったら、明日まで待て。と言う。そんなに待ったら犯罪に巻き込まれるかもしれない。警察署の前に到着。出そうかどうか警察署をじっと見たが、夜の警察署は異質な感じがして、足がすくんでしまった。

そして、いったん帰ると、連れ合いはリビングで薄暗くして椅子に座っていた。心配していた息子は眠くて寝てしまったみたいである。連れ合いは薄暗くしていたら、家に帰ってこっそり部屋に戻りやすいので、そうしていたのだ、連れ合いも連れ合いなりにすごく心配しているのである。お前も家でじっと待っておけと言われるが、私はいてもたってもいられないので、また自転車に乗って周辺をまたまた探す。外はドンドン寒くなっていた。何度も通った道を何度も通り、必死に自転車で回る。もう、一生娘に会えないのかな。そんなことぜったいあってはならない。でも、会えなかったら、私はどうなるんだ。何度も何度もいやっていうほど、頭の中で嫌なことが浮かんでくるが、必死で打ち消した。娘をぜったい見つけてやる。なので、最後まであきらめない。

そして、家の近くに戻ってきた時、ピンクのパーカーが。娘だった。少し逃げかけたので、娘のパーカーをつかみ、娘をぎゅっと自転車に乗ったまま抱きしめた。娘の体は当然冷たかった。やっぱり半ズボンであった。

もう、何も言わない。娘が無事に帰ってきてくれただけで、それだけでもう良いのだ。やっぱり娘は愛しいと実感してしまった。

家に帰ると、烈火のごとく、連れ合いは娘に怒ってきた。でもそれを必死に止めた。今は娘がそばにいるという事実だけで嬉しいし、幸せなんだと実感した。

『今日は、私の失態話でした。こんな事を書いてよいのかと思ったけど、子供たちにこういう思いだった事を読んでもらいたいと思い書きました。いつも欠かさず読んでいただいている方がいるのに、毎回そうですが、いつも以上にシビラと関係ない、しょうもない内容で本当にごめんなさい。』

その日着ていたシビラの服です。彩りパッチワーク風セーターにコーディネートを追加しました。 20100415_1.JPG 20100415_2.JPG

2010年5月13日 miekotaro |


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