娘の微妙な「立場」
9月15日(火) 火曜日なので娘の塾の日なので、慌てて仕事から帰って家に18時半に到着。そして慌てて夕食を作る。できるだけ限られた時間しかないが手の込んだものを作ってあげたい。私はどうも冷凍モノや調理モノが好きではないのだ。なので、前の晩か朝に仕込んでおいて、だーっと調理する。娘は18時半前にクラブから帰ってくるが、早く作ってくれるようにと特に9月には入ってから催促する。こっちも早く作りたいのだが、でも少しは手に掛けた料理を作りたい。
今日も娘は早く作ってと催促してきた。そして、19時には塾に行きたいと言い出す。塾は19時25分からで、徒歩3分程度のところにある。娘の友達が19時に塾に行って、一緒に宿題をしようというのだ。娘も家でやらずに塾でやる方がよいので、だから早くメシを作れ!っという。
娘の友達も共働きで、塾前にお菓子やパンで少しお腹に入れて、夕食は塾から帰宅する22時以降に食べているのだそうだ。なので、ぜんぜん塾に早くに行ける。でも、私は18時半より早く帰ることは出来ないし、すぐ作っても30分近くかかるのだ。私としては、18時半に帰宅。調理に20~30分程度。19時前より娘食べる。19時15分過ぎに塾に向かう。というスケジュールで、4月から8月までそのようにしていたのに、何で急にそういうことになるの?
会社に30分早く出社して、定時より30分早く帰らせてもらって、会社のメンバーに承諾得ているが、やっぱりみんなに迷惑を掛けている現状。それが、友達が言うからってそんな簡単にハイわかりました。10~15分で作りますなんて言えるか!それだったら、手の込んだ料理は作れず、ぜんぶ「レンジでチン!」しかないだろ!怒りがメラメラとわいてきた。。。そして、娘と当然ケンカをした。何で友達に無理って言えないの?無理って言えないような友達は、本当の友達ではナイよ!無理なんだからちゃんとお断りなさいと強く言った。しかし娘は縦に振らない。途中、娘の友達から電話がかかったが、娘はできるだけ早く塾に行くと言ってしまい、またまた私の怒りはヒートアップ。
それを見ていた息子は、娘に対して、お前が悪いと私の味方になってくれた。すると、娘は「おまえは男だからいいよ。女はたいへんなんだから。おまえには私の立場なんてわからない。ほんま微妙な立場なんだから。」
それを聞いた私はぴたっと止まってしまった。女友達との微妙な関係。もし、自分が過去に戻れるのなら、絶対戻りたくないのは、「中学生」。別にいじめられたり、無視されたことは無かったが、でもクラスに確実にいじめを受けている子、無視されている子が確実にいた世界。なので、私は気を使い、アホキャラで通して、周りにおもろい子っていうことで、そのグループに属さずにいけたあの時代。今、娘は、その時代にいるのだ。
会社に迷惑を掛けてでも、早く帰って娘にちゃんとした夕食を食べてもらいたい。その思いだけは、娘に理解してもらいたかったが、娘にはそんな余裕は無いのだ。
娘とケンカしたまま、娘は塾に向かった。でも、心の中は、明日からもっとできるだけ早く作ってあげようって思っていた。息子は娘が言った言葉が理解できないでいた。
「中学生の時って、女の子はほんまにたいへんなのよ。おかあさんもそうやったんよ。まあ、おまえにはわからんと思うけど、理解してあげてね。」
息子は「???」という顔をしていた。
その日着ていたシビラの服です。
2009年11月13日 miekotaro | 個別ページ