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奈良マラソン2013

12月8日(日) 朝5時起床。これでフルマラソンは何回目だっけ?たしか14回目。でもまったく慣れない。いつもドキドキしてばかり。それに今回は物凄い坂があるという。Jちゃんはもう走らないって言ったくらいだし。考えれば考えるほど不安。一人で行くのも久々。娘が応援に来てくれるはずだったが、どうしても外せない用事ができたしね。久々の1人はさびしい。ダラダラ家で過ごしてしまい、なんやかんやと慌てて最寄駅へ。電車に乗ると私みたいなスタイルの男性が2名バラバラで座っていた。この人たちも1人で奈良マラソンかな?

奈良マラソンに間に合う一番最後の電車に乗る。難波からは座れてホッ。あの男性たちも乗っていたので、確実に「奈良マラソン」!ゆっくりしようと思ったが、乗車中は緊張ばかりしていた。

着換え場所も、トイレも、そして荷物預けもスムーズで、◎

スタート前にイベントがあり、有森裕子さんや笑い飯が登場。スタート前のランナーたちにメッセージをまず有森裕子さんがお話しし、そのあと、笑い飯が、なんですが、司会の方が、「せっかくなので、一言。」と言って、お二人にマイクを向けられたので、「せっかくなので」と言って、爆笑!奈良県出身の笑い飯は、今年初めに奈良観光大使に任命されたのに、今回の仕事が初仕事!もう12月でっせ。また爆笑!ちょっと心が和みました。

そしてスタート!Dブロックなので、スタートするまで時間が多少かかると思ったが、なんと2分49秒遅れでビックリ。着換え場所、トイレ、荷物預け、スタートと、運営の素晴らしさを実感した。

スタートの公園から下って右に回って、東西に渡る大きな道路を走り、4㎞をちょうど追加した時、腕時計を見てどれくらいの早さかを見ようとした時、マンホールにつまずいて右足首を思いっきりひねってしまう。やばい、、、。5㎞で折り返しで、緩やかな坂、そして8㎞過ぎて、急な坂で東大寺へ。右ひざ外側が痛くなってくる。どないしよう、、、。痛みを何とかしようと姿勢正しく走るように心がける。寺院内では、たくさんの鹿系のゆるキャラが応援してくれ、癒される。特に「しかまろ」は可愛かった。

そうこうしてドンドン南下し、左に曲がってしばらくすると、15㎞地点。それも給食コーナーが。あれ?ふつう21㎞過ぎてから給食が始まるのに、ここは何て親切な所なんでしょう!って感じで、喜んで少し食べる。これからまだまだあるし、食べすぎちゃ~いけないので。そこが間違いだったのである。

そこからがとうとう恐怖の坂の始まりだったのである。なので、その前にエネルギーを蓄えさそうと給食コーナーがあったのだ。私のミスであった、、、。

坂が続きだした17㎞くらいの地点で、忌野清志郎さんそっくりに扮して熱唱しての応援に遭遇。みんなハイタッチしていたが、私は???で、できず。

それからも、ずっと起伏の連続と、ながーーーい!坂。坂ではないこれは峠だね。峠を越さないといけないのだ。気分は箱根駅伝の選手だ。ひたすらひたすら坂を上り続ける。

20㎞くらいからながーい下り。でも横を見ると、先頭ランナーが折り返して、逆に走っていたのだ。ものすごいスピードだが、坂がすご辛そうな顔をして走っていた。そうか逆に帰りはこの坂を上らないといけないんだと思うと、恐怖でいっぱい。

そうしてやっと中間地点へ。その前くらいからやっと平坦な道に。ここは天理市で、天理教団の建物がいっぱい。こんなにはっきり見るの初めて。そうか奈良から天理に行くのは、さすがに「峠越え」だね。中間地点では、中年男性スタッフさんの熱烈な応援に感動!あと、中間地点の手前で、いかにも早そうな感じの男性が、大きなビニール袋を抱えながら走っているのに遭遇。ゴミを拾いながら走っているのだ。スゴイ。

そうして天理教の周りをぐるぐる回って、天理教団の大きなところに入る。ここが折り返し地点の25㎞のところ。奈良のマスコットのせんとくんなどがいて、みんなにぜんざいをふるまってくれた。私は花壇で日向ぼっこしながら、ぜんざいをゆっくり味わう。もうコースが凄すぎて、身体はボロボロだし、タイムなんてもう気にするようなものではなかった。もう完走できたら。それだけである。でもこのぜんざいとゆったりとした日向ぼっこに気分が回復しました。だって、またあの峠を越えて帰らないといけないと思うと、恐怖でいっぱいですが、ここで調整できました。

さあ、後半頑張るぞ!坂が始まる前にトイレに行ったが、座れたのが嬉しかった。いつも足が震えながらやるんだもんね。坂が始まった。何度も何度も歩こうかとおもったが、なんとか我慢した。絶対棄権しないと。最後まで走り切ると。

皆さんの応援に本当に本当に胸が熱くなった。坂で、また中間地点の中年スタッフさんが応援しており、熱い応援にまた感激。大学や高校生たちの応援。本当に涙が出そうになった。そして「あともうすぐ坂が終わるよ!」「あともうちょっとで坂が終わる」という言葉を信じて、そして「あともう少しで三輪そうめんがあるよ!」と言われ、ガンバル。31㎞くらいであったかいそうめんを食べて、また元気が出る。それからやっと下り。下っていたら、またあの方と遭遇。そう忌野清志郎ソックリさんだ。

「お帰り~!!!」と言いながら、すごく良い笑顔で待ってくれていた。そして近づいて行ったときに自然にハグをした。みんなハグをしながら通っていた。こんな素晴らしい応援があるだろうか!ほんまに勇気づけられました。

下ってからはずっと平坦な道なので、走りやすはずなんですが、もう完全に体に来てます。でも、周りの熱くもあり、暖かくもありの応援に励まされながら、少しずつ前に進んでいく。もう私は「ありがとう」と言うしかなかった。36㎞地点で、行きは何も思わなかったが、帰りの時は、矢沢永吉さんのそっくりの演奏にも熱く感動!思いっきり感謝の言葉を叫んでしまった。

そうして、また東大寺に入り、「しかまろ」ちゃんのキュートさに癒された。大きな通りを走り、右折して、あとは競技場に戻るゆるやかな坂。もう走り終って帰るランナーたちがいたが、その人たちが熱狂的に応援。最後のひと踏ん張りができ、競技場に入ると、有森裕子さんがハイタッチでお出迎えしてくれ、そうしてゴール!!!今までのフルマラソンで一番最低なタイムだった。しかし、久々にゴール後もジーンときた。

ゴール後は、早く着換えて、出店でビールを1杯購入し、そのままゴール前の緩やかな坂に来て、走り終ったランナーたちと一緒に、ゴールに向かう最後の力を振り絞っているランナーを応援する。こんなことをするなんて初めてだ。みんな私の応援に応えてくれた。最後のランナーたちは、ウルトラマンタロウに扮装した人と、完全に片方の足をけがして、足を引きずりながらのランナーであった。そうして最後のランナーを見届けてから帰る。

帰ったら、もう夕食の時間であった。もう体がくたくたで、もちろん夕食を作れる状態ではない。なので、近所のお好み焼き屋のKで、お好み焼きを買ってきてもらうことに。それを息子に行かせたのだが、買って帰ってくるなり、勉強の予定が狂った!と怒り、ケンカになる。

せっかく、奈良マラソンで感動したのにね。台無し。

来年は無理だけど、今度はちゃんと坂の練習をして、再度奈良マラソンに挑戦しようと思います。


シビラの2014年のカレンダーです。

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2014年10月 6日 miekotaro |


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